概要
ミノタウロス(Minotaur)は、ギリシャ神話に登場する牛頭のモンスターである。一般的にはミノタウロスと呼ばれるが「アステリオス」という本名がある。
迷宮ラビュリントスの最深部に住み、迷い込んだ人間や生贄として捧げられた罪人を食う怪物として恐れられていた。
形態
頭と足は牛でそれ以外は大男の姿をしている。
特徴
- 非常に筋肉質で怪力を持つ。戦闘ではその力を生かして巨大な斧などの武器を振り回して攻撃する。
- 猪突猛進タイプで頭はあまりよくなく、力任せに暴れるような戦闘スタイルを好む。魔法攻撃が弱点である。
伝説
クレタ島の王・ミノスが海神ポセイドンとの約束を破ったために、妻に呪いをかけられミノタウロスが誕生することととなる。ミノタウロスは日増しに凶暴化して手に負えなくなったため、ミノス王はラビュリントスを造らせてそこにミノタウロスを幽閉した。
ミノタウロスにはたびたび生贄が捧げられていたが、この怪物を倒すべく、青年のテセウスが自ら生贄に志願しラビュリントスに向かった。迷宮の最深部にたどり着いたテセウスは、眠っていたミノタウロスに奇襲を仕掛け、見事その頭を打ち砕いて倒すことに成功した。
参考文献
- 健部伸明と怪兵隊「幻想世界の住人たちⅠ」(1988)p.67-70