概要
ニーズヘッグ(Nidhogg)は、北欧神話に登場する黒いドラゴンである。世界樹ユグドラシルの根元深くのフェルゲルミルの泉に住み、そこに投げ込まれる死体を糧としている。
形態
漆黒の鱗を持つ有翼のドラゴンである。
特徴
- 蛇の王として数多くの蛇たちを従えている。
- 性格はきわめて邪悪である。ユグドラシルの樹を枯らそうと企んでおり、配下の蛇たちと共にその根をかじっていると言われる。
- 食欲旺盛であり大量の死体を貪り食っている。
伝説
終末戦争のラグナロクでは、最も人間を苦しめたモンスターの一つであると言われている。多くのモンスターが戦いで死ぬ一方でニーズヘッグは生き延びるが、その後死体を食べ過ぎたせいで死んでしまうとされる。
参考文献
- 池上良太「図解北欧神話」(2007) p.130