概要
白澤(はくたく)は中国に伝わる聖獣である。日本では「古今百鬼拾遺」の最後に描かれており、妖怪に分類されることもある。
形態
日本では人面に近い顔をした、顔と体に合計9個の目が付いた牛のような姿だとされる。しかし、中国では麒麟に似た姿をしているといわれている。
特徴
- 人の言葉を話し、あらゆることに精通している。徳の高い人物の前にのみ姿を現してその知識を教授する。
- 古代中国の黄帝の前に姿を現したときは、この世の魑魅魍魎について事細かに話したと言われており、これを元に「白澤図」とよばれる最古のモンスター図鑑が作られた。