海坊主(うみぼうず)

海坊主
スポンサーリンク

概要

海坊主(うみぼうず、または海法師、海入道)は海に現れる巨大な人型の妖怪である。船を破壊し転覆させてしまうため漁師たちから恐れられている。海の妖怪としては比較的ポピュラーであり、日本各地の海で目撃談が伝わっており様々な亜種が存在する。

形態

大きさは数m~数十mで、全身真っ黒でつるつるした肌とヌルヌルした粘膜を持つ、巨大な人型の姿をしているとされる。ただし亜種の中には巨大なボール状の姿ものや、鱗のある巨大な半魚人のような姿のものなどもいてさまざまである。

特徴

  • 海坊主は音に反応して凶暴化するため、この妖怪に出くわしたときは黙って静かにしているとよいとされる。しかし、海坊主の中には祟りの力を持つものもいるらしく、その場合は姿を見ただけで呪われてしまうという。
  • 海坊主の中にはたばこの煙や味噌が嫌いなものもいるため、これらを持っているとよいとする地域もある。