百々目鬼(どどめき、どうめき)

百々目鬼(どどめき・どうめき)
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概要

百々目鬼(どどめき、どうめき)は「今昔画図続百鬼」に登場する鬼である。栃木県には、平安時代に藤原秀郷という貴族がこの鬼を退治したという伝承が残っている。

形態

腕に無数の目玉が付いた女性の姿をとる。しかし、この女性の姿は人目を欺くための偽装であり、戦いの際は本性である鬼の姿を現す。鬼に変身すると身長3mほどになり、全身に針のような鋭い毛を生やし、両手に無数の目玉のある姿になる。

特徴

  • 毒や炎を吐いて攻撃する。
  • たくさんの目があるが、もっとも光っている眼が急所となっている。
  • 一度は退治されたものの生き残り、400年の間女性の姿で人を襲ったり、寺を妨害するなど暗躍していた。しかし、新しい寺の住職に正体を見破られて改心することとなった。

参考文献