概要
海の巨大怪物
リヴァイアサン(またはレヴィアタン、Leviathan)は旧約聖書に登場する巨大な海の怪物である。神が世界の創造の5日目に作り出したとされている。その巨体は海を覆い尽くすほど大きく、あらゆる海洋生物の頂点に君臨する存在である。
ベヒーモスとの関係
陸の怪物であるベヒーモスとは対になる存在として語られることが多い。もともとは番(つがい)であったという説や、世界の終末にこの二体が戦い生き残った人々がその肉を分け合って食べるといった伝承も残っている。
悪魔としての側面
後世のキリスト教の教えでは、リヴァイアサンは地獄の七つの大罪の一つである「嫉妬」を司る悪魔とみなされるようになった。地獄の門そのものがこの怪物の巨大な口であるとされることもある。
形態
巨大な魚や蛇の姿
リヴァイアサンの姿については諸説ある。初期の伝承では巨大な魚やクジラに近い姿で描かれることが多かった。しかし時代が下るにつれて、長く蛇のようにうねる体を持つウミヘビや竜の姿としてイメージされることが一般的になった。
強固な鱗
全身は非常に強固な鱗で覆われている。この鱗はまるで盾を並べたかのように密着しており、剣や槍を通さない。ゆえにどのような武器をもってしてもその肌を傷つけることは不可能に近いとされる。
特徴
圧倒的破壊力
リヴァイアサンが海で暴れると巨大な渦潮が発生して船を一飲みにしてしまう。また口からは火を吹き出し、鼻からは煙を出すという記述もある。その吐息は海水を沸騰させるほどの熱量を持っている。
神による討伐
このように強力無比に見えるリヴァイアサンだが、どれほど強力な怪物であっても最後には神の手によって退治される運命にある。これは混沌の象徴である怪物を神が征服することで世界の秩序が保たれることを意味している。
人間にとっての恐怖の象徴
リヴァイアサンは人間に抗うことのできない自然の脅威や神の強大な力を示す象徴である。その名は現代でも「巨大なもの」を指す代名詞として広く使われている。
類似したモンスター
巨大な海のモンスターとしては、北欧神話に登場するヨルムンガンドがいる。


